日産、三菱自株譲渡の制限期間を延長…さらに緊密な協力体制へ

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日産自動車と三菱自動車は10月13日、日産が持つ三菱の株式を譲渡する際の制限期間を、3年から10年に延長することで合意したと発表した。

日産自動車と三菱自動車は2016年5月、資本提携を柱とする幅広い戦略的アライアンスに関する覚書を締結。三菱の発行済み株式34%を、日産が2370億円で取得することが決まった。

当初、日産自動車は、三菱自動車による日産に対する第三者割当の実行日から3年間を経過するまでの間、三菱自の事前の書面による同意がある場合を除いて、三菱の株式を第三者に譲渡しない取り決めだった。

今回、日産自動車と三菱自動車は、日産が保有する三菱の株式の譲渡制限期間を、3年から10年に延長することで合意。

日産と三菱は、購買、車両プラットフォームの共用、新技術の開発分担、生産拠点の共用、および成長市場を含む、複数の面で協力することで合意しており、今回の株式譲渡制限期間の延長によって、両社はさらに緊密な協力体制を築いていくことになる。

《森脇稔》

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