米国の自動車最大手、GMは10月3日、ワシントンで開催された合衆国陸軍協会(AUSA)の年次総会において、最新の燃料電池デモ車両、シボレー『コロラドZH2』を初公開した。同車は、シボレーブランドの中型ピックアップトラック、『コロラド』をベースにした燃料電池車。2017年、米国の陸軍に配備され、過酷な条件下でテストされる。コロラドZH2の契約から完成までに要した時間は、およそ10か月。ZH2は、「GM Hydrotec」のエンブレムを装着した初めての燃料電池車として登場した。Ecotecガソリンエンジンの系統を汲む1台となる。すでにGMは、いくつかの燃料電池実証プログラムを実施。現行の燃料電池システムで、310万マイル以上の実走行データを蓄積している。GMのグローバル燃料電池事業部門、チャーリー・フリーズ エグゼクティブディレクターは、「GMは燃料電池車の市販を目指しつつ、軍事、航空宇宙、およびその他の分野においても、燃料電池システムの幅広い可能性を見出している」と語っている。
【調査レポート】米国におけるモビリティ市場調査~主要動向・プレイヤーおよびトランプ政権下における通商政策・環境規制~ 2025年9月1日 本レポートは、米国由来の主要プレイヤーを多角的に分析。GM、F…