液化水素運搬船の暫定的な安全要件を承認…国際海事機関

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液化水素運搬船のイメージ
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国土交通省は、国際海事機関(IMO)第3回貨物運送小委員会の結果、液化水素運搬船の暫定的な安全要件が承認されたと発表した。

水素社会の実現のためには,大量の水素を海上輸送する必要がある。運搬船の安全要件を策定するため、日本とオーストラリアは共同で液化水素運搬実証実験船の安全要件を昨年9月に開催された第2回貨物運送小委員会(CCC2)に提案、継続的に検討されてきた。

また、国交省は、各国からの支持を得るため、CCC3の開催に合わせて、IMOに「液化水素運搬船の安全要件に関するワークショップ」を海上技術安全研究所と共同で開催、安全要件の合理性などについて説明し、IMOにおける「暫定勧告」への早期合意を目指してきた。

今回のCCC3では最終案について審議され、日本からの提案通り承認された。今後、承認された「暫定勧告」を基に、実証実験の具体的な内容について、オーストラリア政府との調整を進める。

《レスポンス編集部》

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