国土交通省は、中国地方整備局、四国地方整備局、中部地方整備局のヘリコプター画像伝送装置の機器更新に伴って廃棄処理することとしていたカメラ装置が、オークションに流出していたことが判明したと発表した。
カメラ装置の廃棄処理受注者である三菱電機から発注者である四国地方整備局、中部地方整備局に報告はあり、発覚した。
契約では、カメラ装置について建設副産物適正処理推進要綱の関係法令により、適切に処理を行うことが明記されている。三菱電機は、廃棄処理を依頼した下請け会社から適切に処理(破砕処理)を行ったとの報告を受けており、発注者へも適正処理の報告手続を行っている。
実際には、下請け会社からさらに破砕処理を請け負った会社が虚偽の廃棄処理報告を行うとともに、カメラ装置がオークションに出品され、既に落札済みとなった。
このため、発注者である各地方整備局から三菱電機に対して、オークションへの出品に至った詳細な経緯の把握とカメラ装置の早急な回収、適切な廃棄処理の実施について改めて指示するとともに、経過報告を受けることとしているとしている。