運輸安全委員会は、7月27日に発生した京成電鉄が運行する電車が非常停止した事案を重大インシデントに認定したと発表した。
京成・臼井駅~京成佐倉駅間を列車運転士が約70km/hで走行中、前方約50mに作業員がいることに気付き非常停止手配したが、現場を約140m行き過ぎて停止した。
その後、運転士が降車して確認したところ、作業員は待避して無事であったが、軌道付近にあった作業用プラスチック製の箱に衝突していた。
運転士は、これらを運輸指令へ通報し、現場に9分停車して運転を再開した。
今後、重大な人身事故になった可能性があるため、この事案について調査する。