トヨタ自動車の欧州法人、トヨタモーターヨーロッパは5月31日、市販燃料電池車、『MIRAI』(ミライ)のベルギー第一号車を納車した。
トヨタは2015年10月、MIRAIの欧州第一号車を、英国の顧客に引き渡し。以降、デンマーク、ドイツでMIRAIを納車してきた。
今回、MIRAIは欧州4か国目として、ベルギーで第一号車を引き渡し。燃料電池発電システムなどを手がけるハイドロジェニックス社のベルギー法人に、納車された。
ベルギー北部のフランドル地方の政府は、2020年までに、水素ステーション20か所を開設することを決定済み。フランドル地方の在住者は、自宅から25km圏内に、水素ステーションが整備されることになる。また、フランドル地方ではEV同様、燃料電池車にも税制上の優遇措置が適用される。
納車式において、MIRAIのキーを受け取ったハイドロジェニックス社のFilip Smeetsマネージングディレクターは、「燃料電池分野のパイオニア的企業として、ベルギーで最初のMIRAIの顧客になったのは喜び」とコメントしている。