5月27日、自動車事故対策機構(NASVA)は、平成27年度自動車アセスメント結果発表会を東京千代田区の東京国際フォーラムで開催。28日には最高評価を獲得した車両を一般向けに展示する。
平成27年度の自動車アセスメントの衝突安全性能評価でJNCAPファイブスターを獲得したのは、トヨタ『シエンタ』(サイドカーテンエアバッグ付き)、ホンダ『ジェイド』、ホンダ『シャトル』、ホンダ『ステップワゴン』、マツダ『CX-3』の5機種。このなかで最高得点となったのは188.2点を獲得したマツダCX-3。この点数は平成23年以降、現在の試験方法になってから歴代3位の高得点。
表彰式後にスピーチしたマツダ商品本部の冨山道雄主査は、CX-3が安全性を実現した技術的な要因に触れるとともに、「マツダのクルマ造りは人が中心。予防安全の基本は、走行安全性最優先のマン・マシン・ヒューマン・インターフェイス。アクセルやブレーキステアリングの位置を自然な場所に近づけるドライビングポジションの実現によって、操作がしやすくて、安全性の向上につながっている」と語った。
ファイブスターを取得した5台のクルマを中心に5月28日18時まで、東京国際フォーラムの地上広場にて展示が行われている。実際の衝突試験に使われた車両展示もあり、滅多に見ることができない状態のクルマを間近に見学することが可能となっている。