川崎重工、都営大江戸線向け鉄道車両を88両受注…2018年度から納入

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川崎重工業は5月26日、東京都交通局より大江戸線用の鉄道車両88両(8両編成11本)を受注したと発表した。受注総額は約160億円。兵庫工場(神戸市兵庫区)で製造し、2018年度から2020年度にかけ順次納入する。

川崎重工の発表によると、今回受注した車両は大江戸線の既存車両の更新と、利用者の増加に伴う増備計画に基づくもの。客室の各出入口に大型液晶モニターによる車内案内装置と情報提供装置を設置するほか、車椅子スペースを設けるなどしてバリアフリーに対応する。

大江戸線では現在、1991年から2000年にかけて導入された12-000形電車と、2012年から営業運転を開始した12-600形電車が運用されている。このうち12-600形の最初の16両(8両編成2本)は川崎重工が受注。同社が東京都交通局から鉄道車両を受注するのは、これ以来となる。

《草町義和》

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