【日産 エクストレイル 試乗】NISMOパフォーマンスPKG、その引き締められた足まわり…岡本幸一郎

試乗記 国産車
日産 エクストレイル NISMOパフォーマンスパッケージ
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2016年1月の東京オートサロンで披露されて注目を集めたのも記憶に新しい、日産『エクストレイル NISMOパフォーマンスパッケージ』。誤解のないよう、念のためお伝えすると、同車は『ジューク』や『ノート』、『マーチ』等があるNISMOブランドのコンプリートカーではなく、『エルグランド』や『セレナ』に設定のある後付けパーツを組み合わせたものだ。

ご参考まで、価格はエアロキットとアルミホイールを組み合わせた「エアロパッケージ」が37万6000円、さらに「スポーツステンレスマフラー」と「スポーツサスペンションキット」を加えた「パフォーマンスパッケージ」が59万4000円(いずれも本体価格)となる。

約30mmローダウンし、赤いラインが印象的なエアロパーツをまとい、足元に精悍なデザインの19インチホイールを履かせるなどした外観は、見てのとおりノーマルからずいぶん雰囲気が変わって、ずっとスポーティになっている。

走りの印象もイメージどおり。引き締められた足まわりは、コーナリングでのロールが小さく、タイヤと路面の状況をわかりやすく伝えてくる。市街地では硬さを感じるのは否めないものの、「NISMO」を選ぶ人には、これぐらいノーマルとの違いが明快なほうがよいのではと思う。欲をいうと、このクルマのようなケースでは難しいだろうが、電動パワステとのマッチングを見直してくれるとありがたい。

また、むろんハイブリッドではエンジンがかかっているときに限られるが、マフラー交換により低く乾いたエキゾーストサウンドを楽しめるのもいうまでもない。

現行型はいささか控えめな感もあるエクストレイルに、「攻め」を感じさせる、かつてない新しい方向性が加わったことを歓迎したい。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★
オススメ度:★★★

岡本幸一郎|モータージャーナリスト
1968年、富山県生まれ。学習院大学を卒業後、自動車情報映像の制作や自動車専門誌の編集に携わったのち、モータージャーナリストとして活動。幅広く市販車の最新事情を網羅するとともに、これまでプライベートでもスポーツカーと高級サルーンを中心に25台の愛車を乗り継いできた経験を活かし、ユーザー目線に立った視点をモットーに多方面に鋭意執筆中。日本自動車ジャーナリスト協会会員。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。

《岡本幸一郎》

岡本幸一郎

1968年、富山県生まれ。学習院大学を卒業後、自動車情報映像の制作や自動車専門誌の編集に携わったのち、フリーランスのモータージャーナリストとして活動。幅広く市販車の最新事情を網羅するとともに、これまでプライベートでもスポーツカーと高級セダンを中心に25台の愛車を乗り継いできた経験を活かし、ユーザー目線に立った視点をモットーに多方面に鋭意執筆中。日本自動車ジャーナリスト協会会員。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。

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