JXエネルギーは3月18日、同社の首都圏水素ステーションに水素を供給する「水素製造出荷センター」を本牧事業所に開所した。
水素製造出荷センターは、LPGを原料に水素を製造。水素は圧縮機で昇圧され、蓄圧器で蓄え、水素トレーラーや移動式ステーションに充填する。水素トレーラーは水素ステーションへ水素を供給、また移動式ステーションは運用場所へ向かい、FCVへの水素の充填を行う。
今回の水素製造出荷センター開所により、首都圏における「製造」「輸送」「販売」の効率的かつ安定的な水素供給サプライチェーンが構築される。
同社は、次世代自動車振興センター「燃料電池自動車用水素供給設備設置補助事業」の採択を受けて、四大都市圏に約40か所の商用水素ステーションの開所に向けた準備を進めている。 これまでに東京、神奈川、埼玉、千葉、愛知、京都、大阪、福岡に29か所の水素ステーションを順次開所し、水素販売を開始している。