【スズキ バレーノ】鈴木会長「インドの品質は湖西工場レベルに達した」

自動車 ニューモデル 新型車
スズキ鈴木修会長(資料画像)
  • スズキ鈴木修会長(資料画像)
  • 左から、スズキの鈴木俊宏社長、駐日インド大使のスジャン・チノイ氏、スズキの鈴木修会長
  • スズキ バレーノ
  • スズキ バレーノ

スズキは3月9日、コンパクトハッチバックの新モデル『バレーノ』を同日から順次発売すると発表した。インドの子会社であるマルチ・スズキが同社マネサール工場で生産し、日本に供給する。

スズキはインドの乗用車市場で5割近いシェアをもつ最大手だが、日本への輸出は初めてとなる。都内で開いた発表会で鈴木修会長は「1983年からインドで生産を行って33年目になる。(この間、多くの)スズキの技術者が現地に参って、品質がようやく日本の湖西工場(静岡県湖西市)のレベルまで達したと判断した」と、インド車輸入の背景を述べた。

新興国の製品に対する日本人の抵抗感といった懸念については「それは先入観ではないか。自動車はメキシコからアメリカへの輸出が増加している。当社ではハンガリーから西欧へも輸出している。グローバル化とはそういうものだ」と、一蹴した。発表会には駐日インド大使のスジャン・チノイ氏が招かれ、自国製品の販売開始に謝意を述べた。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集