スズキは3月9日、コンパクトハッチバックの新モデル『バレーノ』を同日から順次発売すると発表した。インド子会社のマルチ・スズキから初めて調達するモデルとなる。
スタイリッシュな外観と質感のある内装を採用、幅広い層をターゲットにし、国内での登録車販売拡大につなげる。エンジンは新開発の1リットル・ターボ(発売は5月)と、自然吸気の1.2リットルを設定。価格はターボが約162万円、1.2リットルが約141万円。年間6000台の販売を計画している。
都内で開いた発表会で鈴木俊宏社長は「『スイフト』の兄貴分となる。インドのマネサール工場から日本や欧州にも供給するグローバルモデルだ」と述べた。スズキは15年に、ハンガリーのマジャール・スズキから『エスクード』など2モデルの輸入も開始している。鈴木社長は「為替変動にも対応し、世界最適生産、最適調達の体制を打ち立てていきたい」と、表明した。