フォルクスワーゲンの米国法人、フォルクスワーゲンオブアメリカは3月1日、2月の新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は2万2321台。前年同月比は13.2%減と、4か月連続で前年実績を下回った。
フォルクスワーゲンに関しては2015年9月、米国EPA(環境保護局)の発表により、排出ガス試験を不正にクリアする目的で、一部ディーゼル車に違法なソフトウェアを搭載していたことが発覚。その影響が販売面に表れている。
2月の車種別の販売結果は、主力車の『ジェッタ セダン』が9375台で、前年同月比は8.3%減と、引き続き減少。主力ミドルセダンの『パサート』(欧州仕様とは異なる北米専用車)は、改良新型モデル投入を控えて、30.6%減の4380台と、4か月連続のマイナスとなった。
また、『ゴルフ』シリーズは、前年同月比7%減の3645台と、2か月連続のマイナス。なお、『ゴルフ ヴァリアント』は集計方法を変更。前年同月は『ジェッタ・スポーツワゴン』として集計されていたが、現在は『ゴルフ』シリーズにカウントされている。
この他の車種では、『ティグアン』が前年同月比78.4%増の3245台と、2月の記録を更新。『ザ・ビートル』は52.1%減の912台と、引き続き落ち込む。
フォルクスワーゲンの2015年米国実績は、34万9440台。前年同期比は4.8%減と、3年連続で前年を下回っている。