【ボルボ D4 e燃費チャレンジ】燃費?それとも運動性能? オーナーに聞いた、ボルボ&クリーンディーゼルの魅力

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オーナー同士の座談のようす
  • オーナー同士の座談のようす
  • 井坂さんは今回の参加者で唯一のV60オーナー
  • ゲストとして登場したスウェーデン人モデルのヤンニさん。スウェーデン本国でのボルボに対するイメージやエピソードを茶目っ気たっぷりに語ってくれた
  • 夫婦でお越しの白川さん。240時代からの長年のボルボオーナー
  • オーベルジュ・ミヨーで供された食事
  • モデレータを務めたジャーナリストの高山正寛氏
  • 須藤さんは国産ハイブリッドカーからの乗換え。ハイブリッドに劣らない経済性に満足しているという
  • 港北PAにつどった最新ボルボ
「e燃費」「レスポンス」の共同企画による「ボルボD4オーナードライブイベント」。各オーナーは東名高速道路港北PAに集合して高速道、そして一般道からワインディングロードを抜けて、往路のゴールでもある伊豆高原にある「オーベルジュ・ミヨー」に到着した。

この「オーベルジュ・ミヨー」はスウェーデンスタイルの洋館で、正統派のフランス料理と一日一組のみ宿泊ができるグルメの宿である。スウェーデン生まれのボルボのイベントだからこそ編集部が選んだとっておきの場所というわけだ。

すでに往路のPAなどでも親睦を深めていた各オーナーではあるが、本格的に顔を合わせて話をするのはここが初めてとなる。フランス料理に舌鼓を打ちつつ、筆者がモデレーターとなってボルボ&D4に対するイメージや魅力などを語り合ってもらった。

◆参加者の顔ぶれ

白川さん、所有車は『V40 D4』。ボルボ『240エステート』を16年間乗り続けボルボとの付き合いは長い。東京都からご夫婦で参加

平杜(ひらこそ)さん、所有車は『V40 D4』。昨年12月に納車されたばかり。それまではフランス車を継続して所有。東京都から家族4名で参加

永山さん、所有車は『V40 Cross Country D4』。それまではドイツ車を中心に所有。通勤で140km、9月に納車後すでに1万2000kmを走行。埼玉県から家族3名で参加

遠藤さん、所有車は『V40 D4』。地元静岡県から2名で参加。過去欧州車の所有はもちろん、V40のガソリン車も所有。昨年8月に沼津のディーラーの1号納車。「ポールスター・パフォーマンス・パッケージ」を装着

須藤さん、所有車は『V40 D4 SE』。国産車(ハイブリッドカー)からの乗り換え。東京都から2名で参加

井坂さん、所有車は今回唯一の『V60 D4 R-Design』。12月に納車されたばかり。前車は欧州車のステーションワゴン。東京都から家族4名で参加。


◆ボルボの故郷からスペシャルゲストが登場!

そして今回、スペシャルゲストとしてこの座談会にお招きしたのが、ボルボの故郷であるスウェーデン出身のモデルである「ヤンニ」さんである。ヤンニさんは母国語であるスウェーデン後はもちろん、英語、そして日本語も流暢に使いこなし、現在日本で広告の分野などで活躍している。そして彼女をゲストとして呼んだ一番の理由は何よりも彼女自身が母国にいた際にボルボで働いていたことがあるからである(実は彼女の母親は現在でもボルボに勤務している)。彼女にはこの座談会に参加してもらいながらスウェーデン人のクルマ観や、ボルボに対するイメージなど“生の声”をオーナーに伝えてもらうことにした。

まず最初にスウェーデンを理解してもらうためにヤンニさんに話を伺った。ヤンニさんによれば「やはりボルボは現地では圧倒的なシエア」とのこと。「サーブは無いんですか?」という質問に対し「サーブ?あ、SAABね」と発音の違いを指摘して一同は大爆笑。「昔はボルボとサーブは同じ位ありましたが、今はずっとボルボが多い」とのこと。フルラインナップを持つボルボであるがヤンニさんによれば「自分は市街地に住んでいたのでやはりコンパクトなボルボが人気ですけど、少し田舎のほうに行くと大型のボルボのモデルが人気です」。駐車場事情については「結構スペースは狭いけど、東京ほどじゃない(笑)」そうだ。ボルボのイメージについては「やはりボルボはスウェーデンのもの」という意識が皆、高いそうで親しみを持っているとのこと。


◆ボルボはスウェーデン版の“三種の神器”?

また非常に興味深かったのは「スウェーデンでは3つのV(ヴィ)を持つと大人として認められる」という話だ。3つのVとは「ヴォヴェ(かわいい犬の意味)」「ヴィラ(一戸建て)」そして「VOLVO(ボルボ)」のこと。「スウェーデンの人は皆、犬が大好き。だから犬を飼う。仕事を頑張って一戸建てを買う。そしてクルマは絶対に必要だから一番好きなブランドであるボルボを買う。その3つを達成できればヨシっ!って感じですよ」との話に参加者は大ウケ!

「ジョーク的な部分もあるけど、他の人より特別になりたいでしょ。だから皆、頑張るんです」。その3つはどの順番で達成させるの?っていう質問に対しては「まず、ボルボ(笑)。若い人は中古車を買うこともあるから。それから犬、一戸建ての順番です。家は市街地からクルマで30分位の距離であれば比較的手頃です。だからこそ最初に移動のためのクルマが必要、ボルボありき、なのね(笑)」と笑いをしっかり取りながら我々とは異なる生活感やボルボへのイメージを語ってくれた。

ボルボと犬は相性の良い組み合わせであり、ボルボを選ぶ愛犬家も少なくない。アクセサリー類も充実しており、犬用ゲートやドッグケージなども揃っている。犬も家族の一員として、ボルボと共に楽しむライフスタイルが目に浮かぶ。


◆スウェーデン本国でもディーゼルはスタンダード

次にディーゼルエンジンのイメージについてスウェーデンの人はどう思っているのか?を聞いてみると「正直に言うと昔は悪いイメージがありました。環境にも悪いとかうるさいとか。でも10年位前から逆になっています。ディーゼルが環境に優しいことや距離を乗る人はディーゼルの方がいいよ、っていう考えは皆持っています」とのこと。

燃料については「たしかスウェーデンではディーゼル車の税金がすごく高いんです」とのコメントに皆、一瞬、えっとなるが「それでも燃料代は安いし燃費もいい。距離も走るし、クルマが無いと生活できないからディーゼルを選んでいます」とのこと。ちなみにヤンニさんの実家も5年前位からディーゼル車を使用、現在は『S40』からV40に変わっているとのこと。「子供の頃から家のクルマはボルボだったけど、240?だったかな。とにかくメッチャ長いクルマだったわ」に参加者も爆笑。

現在日本で生活する中でボルボを見るとどう思うか?という質問に「ボルボ、日本ではスウェーデンほどは見ない。悲しいね(笑)。やはりスウェーデンの人にとって自分のものだし、誇りも感じています。でも前に日本に来た時よりは増えている印象はすごく感じているし、町中で見るとやはり嬉しいですね」とのことだ。


◆「空飛ぶ煉瓦」の時代からボルボに対するイメージはどう変わった?

ここからは各オーナーと積極的に意見を交わしてもらうことにした。まず最初にボルボに対するイメージについて語ってもらった。

白川:私は過去240シリーズに乗っていましたが、購入を決めたのは何よりもドアを開けた時のその厚みでした。今でこそ全方位の安全が普通になっているようですが、ボルボは昔からそうでしたし、妻も最初にフロントノーズの長さを見て「これがいい」と言ってくれた位ですから。

----:むかしは「空飛ぶ煉瓦(レンガ)」と呼ばれていたくらいですからね。ボルボ=頑丈というイメージは強かったようですね。

永山:昔のボルボは自分が乗っていた欧州車に比べ、路面のインフォメーションが掴みづらかった印象はあります。一体どれだけステアリングを切ったら曲がるのか?みたいな部分ですね。もちろんそれはそれで味付けだったわけですが、V40に乗って驚きました。自分好みのハンドリングに変わっていたからです。

遠藤:私はV40のガソリン車に乗っていたのですが、他社のクリーンディーゼル車を見て興味を持っていました。ところが自分の周辺が立て続けにこれを買ってしまいまして(笑)。困ったところにV40のディーゼルが登場したので試乗したら一目惚れ、という感じです。もちろん他社のディーゼル車も試乗しましたがボルボのディーゼルはパンチがありますね。エンジントルクをうまく伝達してくれる最新のATは気に入っています。

平社:私は耐久性の部分に期待しています。これまでほとんどがフランス車が多かったのですが、最初に乗ったクルマがやはり、というか壊れまして…。その後も懲りずにフランス車を乗り続けてきたのですが、そろそろヤンチャなクルマは卒業しようかと思いまして今回ボルボを選びました。耐久性と言ったのはトランスミッションや燃料噴射装置が日本製という点に惹かれたからです。


◆ハイブリッド並みの経済性とブランド力が決め手に

----:燃費についてはどうでしょうか。

平社:私が乗ってきたフランス車は、車重が軽くて小さなエンジンを回して走るのが楽しかったのですが、小さいからって燃費がいいわけではなかったですし、子供も成長してくるとお金の行き所も変わってきます。フランス車が好き、とか全て一度ゼロにして長期的に考えた結果、やはり今ならディーゼルかな、と。

----:ハイブリッドは考えなかった?

平社:もちろん経済的には魅力でした。実は結婚した直後にイタリアに住んでいたのですが、ディーゼル車をレンタルして近隣の国まで長距離ドライブをすることが何度もあったのですが、やはりディーゼルは力強い、おまけに燃費がとにかくよかったのでいつかはディーゼルに乗ってみたい、という気持ちは持っていました。

----:単に燃費だけじゃない、と。

平社:そうです。あとはいつかはボルボに乗ってみたいというのもありましたね。(一同、皆、大きく頷く)

須藤:私はこれまで国産のハイブリッド車だったので、やはり同等のレベルは欲しかったですね。一度は輸入車に乗ってみたいという気持ちはあったのですが、ガソリン車の場合、ハイオクになってしまうのでランニングコストはかかります。とにかく沢山のディーラーを見て歩いたのですがそこでボルボのD4と出会ったわけです。車両価格は少し高いかな、と思いましたが、やはりディーゼルの魅力は大きかったです。

----:ボルボは高いというイメージがありますか?

一同:ありますね(笑)。

永山:ブランドイメージがドイツのプレミアム御三家(メルセデス、BMW、アウディ)と比べてどの辺にあるかで感じ方は違うと思います。御三家と比べたら高級感や品質、実力を考えたら安いと思いますし、価格帯を見ればVWやプジョーよりは上にあるのかな、と。

井坂:私はそれほどこだわりは無い方ですが「こだわりのある高級車」という感じでしょうか。普通だったらメルセデスやBMWでしょうけどこだわるならボルボだよね、というイメージです。

----:プレミアムなクルマではある、と?

白川:そうですね。先週も19年前の友人のV70に乗って仙台まで行ってきたのですが、頑丈だし、私、腰が悪いんですが、ボルボは長距離でも全然大丈夫でしたね。

----:そういう話も出ましたが、シートの出来はどうでしょうか

平社:自分の好みでは過去に乗っていた欧州車で「これはいい」というのはありましたが、妻がボルボに乗り換えたら「これがいい」(笑)と。特に助手席ではなく後席に座って「激的にいい」と言っています。あとディーラーでの試乗時でしたが、子供が5分で寝たんですね。これは快適なんだな、それともそれまで乗っていた欧州車がよっぽど快適じゃなかったのかな、と(一同大爆笑)。

井坂:それまではドイツ車だったのでそれはそれで気に入っていたのですが、ディーラーなどで話を聞くと整形医学の領域からもアプローチしているというし、実際座ってみるとお尻の部分をうまく包み込んでくれるようでこれはこれでかなり快適です。

----:シートの出来に関しては、井坂さんに限らず皆さん非常に評価が高いですね。


◆20km/リットルも楽々、D4の高速燃費に一同驚き

----:さてこの後も皆さんに走っていただくわけですが、燃費についてはいかがでしょうか。どなたかパーキングでかなり高い燃費を出された方がいらっしゃいましたが。えーと永山さん?

永山:私だと思います(笑)。高速道路では28km/リットルまで行きました。

一同:おおーっ。

永山:僕もビックリですけどね(笑)。もちろんACCを活用してトラックの後ろにスリップストリームで走ったりして一時は30km/リットルまで行ったのですが、こんな世界があるんだなあ、と自分でも驚いています。

----:e燃費を見ると大体平均はV40で17km/リットル位ですが、皆さん、もう少し良さそうですね。

須藤:私も高速道路を降りてから縦貫道を走った際にもう少しで23km/リットルというところまで来ました。

遠藤:あと普段はキビキビ走りたいので「ECO+」は使わなかったのですが、コースティング機能はこれをオンにしないと作動しないんですが、今日高速道路でアクセルオフでクラッチが切れてタコメーターがプッって0になったのにはちょっと感動しましたね。

----:これまでも全体的に満足されている印象は受けましたが、それでも何かボルボ車に対して要望とかはあればぜひ…。

永山:今日はスタッドレスを履いてきたのですが、私のクルマは17インチが標準装備なんです。でも乗り心地的には16インチが好み、タイヤ&ホイールのアップグレードはオプションでありますけど、インチダウンはないので好みで選べるように設定してほしいですね。

平社:輸入車とか太くする傾向ありますよね。自分も前の欧州車の時は適合表見て細くしていた位ですから。

井坂:ライトがエンジン切ってもAUTOにしておかないと消えないのは改善してほしい。音でも教えてくれないし。ボンネットがちょっとでも空いていると教えてくれる便利機能があるのに逆にライトが何でないんだろう。

一同:(笑)

遠藤:40km/h位までの音がもう少し抑えられると嬉しいです。乗っていると噴射制御によって音の出方って変わるように思えるので年次改良とかで改善されると嬉しいです。


この後も、ヤンニさんとオーナー同士のスウェーデン&ボルボトークは思いのほか盛り上がり、予定していた時間を大幅にオーバーするほど。すべてのオーナーに共通していたのは、最新の技術を積極的に取り込む安全性、ディーゼルの優れた燃費がもたらす経済性、運動性能に妥協することなくキビキビ走れるハンドリングの楽しさ、そして、ドイツ車でも日本車でもない北欧メーカーのブランドを所有するというライフスタイルに満足感を抱いているということだった。こうした共感は決してニッチなものではなく、昨今のボルボ ラインナップの充実ぶりを見れば、より大きく広がっていくであろうことは想像できる。今回は、商品としてのボルボの魅力だけではなく、ライフスタイルの中のボルボのあり方を発見できたイベントだった。
《高山 正寛》

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