【日産 デイズ 試乗】ハンドリングは乗り心地重視のセッティングに…片岡英明

試乗記 国産車

日産 デイズ ハイウェイスター
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日産『デイズ』は、デビューから2年半を経た2015年10月に、安全装備を中心としたマイナーチェンジを行った。

軽自動車としては初採用のハイビームアシストは、ヘッドライトの能力が問われる郊外の道で重宝する装備だ。エマージェンシーブレーキや車両安定制御システムのVDCが採用されたのもうれしい進化である。5km/h~30km/hの速度域で作動するエマージェンシーブレーキは、他の日産車の自動ブレーキより介入が遅いように感じられる、現実味のある味付けだ。作動時は大きなノーズダイブも伴うが、いざと言うときは頼り甲斐がある。

試乗したのはトップグレードの「ハイウェイスターGターボ」だった。新たにアイドリングストップ機能が加わり、街中を中心とする走りでは燃費向上を期待できる。ゴーストップの多い街中のステージでも難なく燃費は10km/リットルを超えた。丁寧な運転を心がければ20km/リットルを超える燃費も難しくないだろう。また、減速していくとアイドリングストップが作動するが、そのときも違和感がなく、洗練されていた。エンジンを止めている時間もそれなりに長いから燃費はグッとよくなっているはずだ。

さすがに再始動すると、3気筒特有の振動とノイズを感じる。加速して行くときもボリュームが高まるが、クルージングしているときは初期モデルより静かになった印象だ。ちなみに100km/h巡航は2250回転ほどでこなした。ちょっと前なら2000ccクラスの回転数なのだから、静かなのは当然である。

ターボ車であることを意識させられるのは加速したときだ。気持ちよくスピードが乗って行く。ターボも低回転から過給し、特性も穏やかだった。CVTを含めた制御もよくなっているのだろう。滑らかで、軽やかな加速を披露した。ハンドリングは、ターボ車であっても乗り心地重視のセッティングに変わっている。従来モデルよりショックのいなし方が上手になり、路面からの突き上げがマイルドになった。ストローク感もたっぷりと取られている。速いコーナリングではロールを許すものの、コントロールしやすいし、接地フィールも悪くない。

キャビンは前席、後席ともに十分な広さを確保している。前席はホールド性がいいし、スライド機構を備えた後席もソファのような座り心地だ。後席を含め、乗降性も優れている。また、四方の視界がよく、車両感覚がつかみやすいのもチャームポイントのひとつ。従来モデルと比べると、大きく進化したのが最新のデイズだ。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★


片岡英明│モータージャーナリスト
自動車専門誌の編集者を経てフリーのモータージャーナリストに。新車からクラシックカーまで、年代、ジャンルを問わず幅広く執筆を手掛け、EVや燃料電池自動車など、次世代の乗り物に関する造詣も深い。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員
《片岡英明》

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