埼玉県が都内との鉄道網強化を提案…大江戸線など延伸要望

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 埼玉県が県知事名義で国土交通大臣に対して、東京圏の鉄道整備に対する要望を提出した。

 埼玉県は毎日約94万人が東京都内へ通勤・通学しており、さらに現在も県南部の人口は増加傾向にある。さらに、東北・北陸など5路線の新幹線が乗り入れる大宮駅、観光地として知られる川越などがあり、都心へ向かう鉄道の混雑率が高い状況にある。

 今回の要望は都心とのネットワークを強化し、こうした課題を解決するためのもの。具体的には東京12号線(都営地下鉄大江戸線)、東京7号線(東京メトロ南北線)、東京8号線(東京メトロ有楽町線)の3路線の延伸、JR川越線の複線化が提案事業に上げられている。

 また、ターミナルである大宮駅の乗り換え改善や、JR川口駅のホーム新設といった駅の整備も提案に組み込まれている。鉄道整備を通じて県内のまちづくりを進めると同時に、災害時の複数の移動経路確保といった防災ネットワークの強化も狙っていく。

《こばやしあきら/H14》

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