4代目にフルモデルチェンジしたトヨタの新型『プリウス』。国内販売は12月を予定している。
新型プリウスのチーフエンジニアを務めた豊島浩二氏によると、開発コンセプトは「Beautiful Hybrid(美しい地球・美しいクルマ)」。「美しいクルマが美しく走り、それが美しい地球を作り上げる。その想いをクルマの一つ一つの部品に込めた」と語る。開発からTNGA(Toyota New Global Architecture)を採用することにより、「もっといいクルマ」作りに重心を置いた。
プリウスのDNAである低燃費をさらに進化させ、40km/リットル燃費を実現。エンジンは、1.8リットルの改良型2ZR-FXEを搭載し、最大熱効率40%を達成、最高出力98psと最大トルク14.5kgmを発揮。モーターのスペックは、最高出力72psと最大トルク16.6kgm。バッテリーは、リチウムイオンとニッケル水素の二つを用意し、グレードによって使い分けている。
ボディは、より低重心なパッケージングに仕上げている。サイズは、全長4540×全幅1760×全高1475mm、ホイールベースは2700mm。従来型と比べ全高を20mm下げ、ルーフピークを170mm前に持っていくことにより、空力性能を高め、Cd値の0.24を実現。ノーズの先端を70mmとフード後端を62mm低くし、前方の視界も向上している。