日産自動車の米国市場における入門車、『ヴァーサ』。同車の先代モデル(日本名:『ティーダ ラティオ』)が米国において、リコール(回収・無償修理)を行う。
これは、米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)が明らかにしたもの。日産自動車の米国法人、北米日産から、『ヴァーサ』に関するリコールの届け出を受けた、と公表している。
今回のリコールは、サスペンションの不具合が原因。NHTSAによると、融雪剤に含まれる塩による腐食で、フロントスプリングが破損する可能性があり、事故のリスクが増すという。
リコールの対象となるのは、2007‐2012年モデルのヴァーサ。米国で販売された21万8019台が、リコールに該当する。
北米日産は、対象車を保有する顧客に連絡。販売店でフロントサスペンションのスプリングを交換するリコール作業を実施する。