フォルクスワーゲン(VW)グループジャパンのスヴェン・シュタイン代表取締役は9月8日に都内で開いた新型車発表会で、当初2015年中の発売を予定していた電気自動車『e-ゴルフ』について必ず導入するとしながらも、2017年以降になるとの見通しを示した。
シュタイン代表取締役は「今回延期した理由は、もう少し待てば新しいテクノロジーを搭載することができるからだ。それによって航続距離を圧倒的に伸ばすことができ、お客様にとっての大きなベネフィットになると思っている。お客様のベネフィットが第一ということを考えた結論」と説明。
具体的な時期について「2017年以降、遅くともゴルフのフェイスリフトの時までには導入する」とし、また航続距離に関しては「300kmもしくはそれ以上の航続距離になる。現状の倍以上になる」と述べた。
VWジャパンは7月28日、当初年内を予定していたe-ゴルフの国内販売を延期することを正式に決定したと発表している。ただ、この時点では具体的な投入時期について言及していなかった。