日産自動車は9月2日、電気自動車『e-NV200』を全国47都道府県の自治体に3年間無償貸与する「電気自動車(e-NV200)活用事例創発事業」を開始すると発表した。
e-NV200は、多目的商用バン『NV200バネット』をベースに、e-パワートレインを組み合わせることで、NV200の室内の広さや多用途性と、EVならではの滑らかな加速と静粛性を兼ね備えたモデル。また、最大1500Wの電力を供給するパワープラグによって屋外での電源供給が可能となり、走る蓄電池として、さまざまなシーンに役立てることができる。
同事業では、「静粛性や給電機能を活かした各種作業車両としての活用」「災害時の蓄電池としての活用」「中山間地域でのガソリンスタンド減少対策」といった、より良い街づくりや行政課題の解決等の一助となる活用方法を考案した自治体に対し、e-NV200を3年間無償貸与し、実際に活用してもらう。
日産は同事業を通じ、e-NV200の特長を活かした活用事例を積み上げ、全国に水平展開することで、電気自動車の普及を目指していく。