丘珠胴体着陸事故で国交相「ぎりぎりの特殊な状況」

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丘珠胴体着陸事故で国交相「ぎりぎりの特殊な状況」
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太田昭宏国土交通相は8月21日の閣議後会見で、札幌市の丘珠空港で19日に起きた小型機の胴体着陸事故について「操縦士免許を取るための試験飛行で、試験官が危ないと指摘したらその時点で不合格になる。ぎりぎりの特殊な状況にあった」と述べた。

太田国交相によると、小型機に同乗していたのはパイロットのほか、教官と国交省の試験官。国交相は「このような事案が起きたことは誠に遺憾」としたうえで、「非常時を想定し、出力を絞ってグライダーのように飛ぶというものが試験項目にあるが、そういう場合でも安全運航の確保を大前提としてやるように周知徹底した」と述べた。

国交相はさらに、「試験中に国交省の職員がどこまで口を出せるか、瞬間の判断となる。運輸安全委員会による事故調査とは別に、胴体着陸を回避する手立てがなかったかなどについて検証作業を行い、必要な対策を講じていきたい」と述べた。

《レスポンス編集部》

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