今年3月のダイヤ改正で引退したJR北海道711系電車のうち、保存が決まっていた2両が8月4日、保存先のファームレストラン「大地のテラス」(岩見沢市)へ搬入された。
この2両は、S-103編成を組んでいたクハ711-103とクハ711-203。札幌市に事務所を置く市民団体「北海道鉄道観光資源研究会」がインターネット募金により資金を集め、保存が決まった。8月8日から休憩スペースとして活用される。
これを記念して8月7日から9日までは、公開記念イベントが開催される。8月7日は17時から20時までプレ公開を実施。「ありがとう赤い電車ライブ」や711系のライトアップ(日没後)、「特製赤い電車記念まんじゅう」(100個限定)の販売が行われる。8月8・9日は10時から17時まで車内公開が行われ、「くる来る電車ポプラ号」のヘッドマークを装着しての撮影会や特製のうちわ、弁当、まんじゅう、ソフトクリームの販売などが予定されている。
「大地のテラス」は、サラダビュッフェと「ジェラスコ」と呼ばれるブラジル料理を提供するレストラン。農業生産法人の道下産地が経営する。営業時間はランチが11~15時(入店は14時まで)、ディナーが18~21時(入店は19時まで)。車利用の場合、道央自動車道岩見沢インターチェンジから道道30号線を経て約10分。