【ワークスカー イッキ乗り】レースカーのような 14R-60、ワインディングでも楽しめる 14R…TRD

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『14R』と『14R-60』
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  • 『14R-60』
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2015年7月。約9年ぶりとなるワークスチューニンググループの合同試乗会が、神奈川県のマツダターンパイクで開催された。トヨタ系ワークスチューナーであるTRDは、4台のクルマを持ち込んだ。今回はその中でもトヨタ『86』をベースとした2台のコンプリートカーを紹介する。

『14R-60』は、86をベースに筑波サーキットで、自然吸気2リットルエンジンのままで1分を切るタイムをことを目標としたマシン『86 TRDグリフォンコンセプト014』を市販コンプリートとして再現したマシン。

ダンパー&スプリングはもちろん、強化ロアアームや専用スポーツタイヤを採用。さらにボディ各部にもブレースを配置して高剛性を確保。ボディワークにおいてもTRDがレース活動で得たノウハウを元にした空力性能が与えられている。

走った印象はまるでプロダクションレースのマシンのよう。素材のいい部分を引き出すことによって、FRスポーツらしい乗り味を実現している。ファイナルギヤをダウンしていることもあり、100km/h時のエンジン回転数は3000回転となるはず。ストレートでしっかり加速して、コーナー手前でしっかり減速して、がっつりコーナリングして、またしっかり加速する…そんなクルマだ。14R-60は限定100台で発売されたが残念なことに現在は完売となっている。

そんな「14R-60」のコンセプトを引き継いでいるのが『14R』。エクステリアでは14R-60を彷彿とさせる各種のエアロパーツを装備。フロントホイールフェアリングやロアアームカバーなど空力面についてはとくに集中的なチューニングが施されている。

足まわりはTRDのパフォーマンスラインに変更、タイヤは専用となるブリヂストンのポテンザS001。14R-60ほどの過激な印象はないが、十分に峠で楽しめる仕上がり。サーキットに行ってもそのパフォーマンスはいかされるはずだ。装着パーツ代の合計は54万7200円。

《諸星陽一》

諸星陽一

自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

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