2014年度の航空事故は2件、重大インシデント4件、安全上のトラブル922件…国土交通省

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JAL(イメージ)
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国土交通省は、2014年度(2014年4月~2015年3月)の航空輸送の安全にかかわる情報をまとめ、航空安全情報分析委員会に提出した。

それにいると2014年度に日系航空運送事業者が航空法第111条の4の規定による、運航に伴って発生した航空事故と重大インシデント、安全上のトラブルについて合計928件の報告があった。

航空事故は2件。2014年4月29日にジェイエアが運航するエンブラエルERJ170-100STD型の飛行中、機体が動揺し、客室乗務員2人が負傷した。もう1件が2014年9月12日、日本航空が運航するボーイング767-300型が、ソウル(金浦)に向け降下中、機体が動揺し、客室乗務員7人が負傷した。

重大インシデントは4件で、ピーチ・アビエーションが運航するエアバスA320-214型機、全日本空輸(ANA)が運航するボーイング777-300ER型機、日本貨物航空が運航するボーイング747-8F型機、新中央航空が運航するセスナ172P型機。

安全上のトラブルは922件。機材不具合が405件、回避操作が208件、ヒューマンエラーが207件、被雷が33件、危険物の誤輸送などが25件などとなっている。

航空事故、重大インシデント、安全上のトラブルで国交省に報告された928件の事業者別の内訳で、最も多かったのはJALグループの264件、次いでANAグループの240件、スカイマークの111件、ジェットスター・ジャパンの57件、AIR DOの40件と続く。

機種別では、最も多かったのがB737で278件、B767の146件、A320の136件、B777の85件、CRJの64件、B787の46件、ERJ170の45件と続く。

《レスポンス編集部》

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