ドイツの高級車メーカー、BMWグループは7月上旬、ドイツで先進技術説明会「イノベーションデイズ2015」を開催。『i8』の燃料電池車のプロトタイプを初公開した。
BMWグループは今年のイノベーションデイズ2015において、BMW『5シリーズGT』をベースにした燃料電池車プロトタイプ車両も初公開。BMWグループとトヨタのFCシステム共同開発の初の成果となる1台を披露した。
モーターは、最大出力245hpを発生。モーターの制御や高圧バッテリーなどは、BMWの「i」やプラグインハイブリッド車の技術が応用された。水素タンクは前後アクスル間に配置され、水素満タン状態で最大およそ500kmの航続を可能にしている。
一方、同時に初公開されたのが、i8の燃料電池車のプロトタイプ。しかし、5シリーズGTとは違い、その詳細に関する発表は、一切なし。
前後マスクは、市販車のi8とは異なる専用デザイン。ボディカラーはマットブラックとなっており、凄みを感じさせる仕上がりが特徴となっている。