BMW、最新の燃料電池プロトタイプ車を初公開…トヨタと提携の成果

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BMW5シリーズGTの燃料電池プロトタイプ車
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BMWグループは7月2日、ドイツで先進技術説明会「イノベーションデイズ2015」を開催。最新の燃料電池車のプロトタイプを初公開した。

BMWグループは2011年12月、トヨタ自動車との間で、次世代環境車・環境技術における中長期的な協力関係を構築することで合意。2013年1月、両社は協業に関する正式契約を締結した。

両社の協業の具体的な内容のひとつが、燃料電池(FC)システムの共同開発。BMWとトヨタは、ゼロエミッション社会の実現に向け、FC技術の普及を共通の目標とし、中長期的な協力を進める。2020年を目標に、両社の技術を持ち寄り、FC車の普及拡大を目指し、FCスタックシステムをはじめ、水素タンク、モーター、バッテリーなど、FC車の基本システム全般の共同開発を行う。また、FC車の普及に必要な、水素インフラの整備や規格・基準の策定に向けて協力していく、と発表していた。

今回、BMWグループがドイツで初公開した最新の燃料電池車のプロトタイプは、BMWグループとトヨタのFCシステム共同開発の初の成果。BMWの『5シリーズGT』をベースにしたプロトタイプ車両を披露した。

モーターは、最大出力245hpを発生。モーターの制御や高圧バッテリーなどは、BMWの「i」やプラグインハイブリッド車の技術が応用された。水素タンクは前後アクスル間に配置され、水素満タン状態で最大およそ500kmの航続を可能にしている。

《森脇稔》

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