光岡自動車は安全装備を充実させた『リューギ』の改良新型を、7月3日から発売する。価格は226万2600~319万6800円。
今回の改良はベース車両のトヨタ自動車『カローラ アクシオ』のマイナーチェンジを受けたもので、ベース車と同様に衝突回避支援、車線逸脱アラーム、オートマチックハイビーム、先行車発進告知機能、ドライブスタートコントロール、緊急ブレーキシグナルの安全装備が新たに設定された。
リューギのハイブリッドモデルおよびガソリンモデルのDXグレードはすべて標準装備となり、ガソリンモデルのSTグレードではドライブスタートコントロール、緊急ブレーキシグナル以外はメーカーオプション設定となっている。
ベース車のカローラ アクシオはマイナーチェンジを機に大幅なフェイスリフトが行われたが、リューギは安全装備の追加設定のみで内外装の変更は行っていない。
リューギの開発責任者を務める光岡自動車開発課の青木孝憲課長は「リューギはオジサン臭いデザインながら意外と女性ユーザーが多い。キャビンが四角くて自動車らしいベーシックな格好が女性に受けている。だからあえてデザインは変えずに継続して、中身をブラッシュアップした」と説明した。
ただその一方で「安全装備を追加するにあたっては、ベース車とボディ形状が大きく異なることから、衝突回避支援で使うレーダーやセンサーがきちんと作動するか検証、調整して取り付けを行っている」ことも明かした。