【イクリプス AVN-SZX04i インプレ】都内ドライブで“つながるナビ”を体感してみた…吉田由美

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◆“つながるナビ”、イクリプスSZシリーズの実力やいかに

じつは私、ITモノはもちろん、ハイテクものにはとんと弱いのです。一応、「Apple Watch」のような、最新のものもちょこちょこ購入しますが、ほとんどその機能を使いこなせないまま。今も私の腕にはApple Watchが燦然と輝いていて、それを見た人から「Apple Watchどお?」などと聞かれますが、「時計として使っている」と答える私。

そんな私ですから、クルマに乗った時はカーナビにお世話になりっぱなし…。と思われるかもしれませんが、意外にもこう見えて私は地図が読めるオンナ。方向感覚もバッチリ。都内の私のテリトリー内の道であればカーナビを設定しなくても、私自身が、動く“抜け道カーナビ”という感じ。しかし、一歩それを外れてしまうと、もちろんカーナビさん、あなただけが頼りです…。

というわけで、前置きが長くなりましたが、先週、神戸で富士通テン・アフターマーケット企画開発部の木下功太郎さんにお聞きした“つながるナビ”こと、通信機能付きカーナビのイクリプス SZシリーズ「AVN-SZX04i」の実力を、東京都内で復習したいと思います。


◆3月に開通したばかりの中央環状線は更新されている?

まず、スタートは「レスポンス編集部」がある西新宿。イクリプスの「SZシリーズ」に搭載されている目玉の新機能、「地図の自動更新」を体験です。目的地は羽田空港。…そうなんです。すでにこちらのキーワードでピンときた方もいらっしゃると思いますが、新宿から羽田空港に向かうルートといえば、今年3月に大井ジャンクションから大橋ジャンクションまでが開通し、めでたく全線開通した首都高速道路中央環状線・中央環状品川線 山手トンネルを通るルートが、よっぽどの渋滞じゃなければ、おそらく最短&最速…のはず。

でも、普通のカーナビだとまだそのルートはナビ画面に反映されていないものがほとんど。もちろんそれは、地図の更新がされていないからなのですが、それでもあえて実際の道路を走行すると、地図に表示されていない道なき道を通るという事態になったり、場合によっては地図上では海の上を走る事態になりかねません。それが知らない場所だったとしたら…心細いに違いありません。特に女性は、生理的に「心配性」の生き物だそうなので、心配要素があるとドライブも楽しくなくなるし、そういった経験があると、クルマを運転することそのものが苦手意識となってしまうことにもつながりかねません。

それでは、まず都庁前で目的地を検索してみたいと思います。このSZシリーズ、説明書を見なくても、直感で使えてしまうところがいいですね。よく「説明書を良く読んでください」なんて書いてありますが、クルマの取扱説明書もそうですが、なかなか読む人っていませんよね?いくら便利な機能がたくさんついていても、直感で操作できなければ意味が無い…と私は思います。私個人の経験からいうと、使い方が複雑だと、その機能自体を使わなくなる可能性大ですから。これ、おそらく私だけが思っているわけではないと思いますよ。便利だけど誰でも使える…これ大事。

SZシリーズの場合、基本的にカーナビ設定は、液晶画面内の「メニュー」か、画面下の「メニュー」、だいたいどちらかで設定できてしまえます。このぐらいでできるならIT音痴の私でもOK。「フリーワード検索」で「はねだくうこう」を入れると、国内線はもちろん、国際線のターミナル、駐車場も予測して出てくるので助かります。

画面が大きくて、地図やルートの色味が選べて見やすく、さらに液晶パネルが爪でも操作できるのは女性に嬉しいポイントのひとつ。

それでは、いざ目的地を設定。でも、ちゃんとルートが出るか心配…。と思いましたが、もちろん山手トンネルを通るルートがたちどころに表示されました(ホッ)。ちなみにこの山手トンネルは全線の開通で全長が18.2kmとなり、日本一長いトンネルなんだとか。では、出発します!

新しい道路が反映されているカーナビが出したルートは、西新宿のオフィスを出発して「初台南」インターチェンジから中央環状品川線に乗り、湾岸線に出るというコース。このルートを使うと、新宿からほぼ直線で南下するだけ。距離も21kmしかないし、時間もわずか24分。新宿から羽田空港がとても近くなりました。「5ルート」でほかのルートを覗いてみましたが、やっぱり品川線まわりが一番最速&最短のようです。

ナビの画面に地図を見やると、当たり前なことではありますが、ちゃんと山手トンネル内を通過しています。「五反田IC」や「大井IC/JC」の初めて見る表示を確認。カーナビがちゃんと表示されていると、運転にも余裕が出てきます。トンネル内の道路標識に目をやったり、道路の高低差に気が付いたり。思えば、長い下り坂から、気が付いたら長い長い上り坂へ。トンネルの出口がフロントガラスの上の方に見えてきます。

あっという間に目的地へ到着。環七/環八から行くか、あるいは渋滞覚悟で都心環状へ突っ込むか、一種の賭けにも近かった羽田行きがこんなにもスムーズ&ストレスフリーだなんて。これなら海外取材でも慌てずに飛行機に乗り込むことができそうです。

SZシリーズの良いところは、通信ユニットで地図を自動更新してくれるから、なにか特別な操作が必要ないという点ですね。ITの弱い私でも、煩雑な更新作業に苦戦することもなく、最新の地図を利用できるので、いつも安心で快適なドライブを楽しむことができます。通信という黒子が、良い働きをしてくれるんですね。

またSZシリーズは、センターを通じて渋滞情報を自動で取得する「オンデマンドVICS」にも対応。年額1800円で、交通情報を地図に表示したり渋滞を考慮したルートを探索できるので、ビーコンユニットを別途購入するよりもかなり安上がりですね。


◆最新のスポット情報もセンターから取得、東京ワンピースタワーも検索可能

羽田空港にも無事到着し、編集担当から言われた次の目的地は「東京ワンピースタワー」。ん?「東京ワンピースタワー」って何?どうやら、アニメ『ワンピース』のテーマパークが今年3月にオープンしたらしいのですが…。それどこ?どう行ったらいいの?

またまたフリーワード検索で「とうきょうわんぴ」まで入力。すると出てきました、「東京ワンピースタワー」が。表示してみると、どうも「東京タワー」と同じ場所みたい。ついでに設定時に「目的地周辺駐車場検索」を押しておこうっと。というわけで、取りあえず行ってみることに。

周辺に近づくと、目的地近くの駐車場が「P」マークで表示されるうえ、その駐車場が空いているのか満車なのかもマークの色で一目瞭然。もちろんブルーが「空車」で、赤が「満車」です。さらにその「P」マークをクリックすると、料金や駐車可能台数などの詳しい情報が表示されます。これなら目的に着いたはいいけど、駐車場が見つからず右往左往…というありがちな事態を避けることができそうですね。

また、イクリプスが提供するスマホ向けアプリ「カラフル(CarafL)」とSZシリーズを組み合わせて使うと、もっと便利。カラフルは、音声認識で目的地検索やナビ操作などができるアプリなのですが、「ハルカちゃん」という可愛らしい女の子のキャラクターがエージェントとしてお店の検索や案内をしてくれます。私の「アイスクリームが食べたい」というリクエストにもしっかり答えてくれるので、まるで会話をしているみたい。以前ちょっと使わせていただいた時と比べても、音声認識も精度が上がっている印象です。

さらに、ハルカちゃんから話しかけてくれることもあり、退屈なドライブの話し相手にもなってくれるんです。車内でナビと連携していなくても、家や外出先でカラフルを立ち上げ、目的地をナビへ送信予約することもできます。ふだんからアプリを立ち上げて、ハルカちゃんに癒される男性が増えそうですね(笑)。

SZシリーズの通信機能はこれだけじゃありません。例えば、メモリ地点などのデータをセンターへアップロードして保存できる「センターバックアップ」。間違えてメモリを消しちゃった際や、初期化した時も簡単にデータを復活させられますし、ナビの買い替え時にデータ移行することもできます。また「お知らせ」機能もあり、地図更新情報などのメッセージがセンターからナビに配信されます。「ここの道、新しくなったかな?」というときにメッセージを確認すると良いかもしれません。

カーナビが最新地図を更新してくれると、それだけ目的地までの時間も距離も最短のものをチョイスしてくれる可能性が高くなります。それってつまり…エコでもあるんですよね。この通信機能の便利さを味わってしまうと、もう他のナビは使えなさそう…。女性やITガジェットにあまり詳しくない人でも、この便利さはきっと実感できるはずです。
《吉田 由美》

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