メルセデスベンツは6月27日、英国で開催中の「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」において、改良新型『Aクラス』を初公開した。
現行Aクラスは2012年に誕生。初代、2代目の背の高いMPVフォルムから一転、現行の3代目は背の低いスポーティなハッチバックに変身し、販売面で成功を収めている。
グッドウッドで初公開された改良新型Aクラスは、現行型のデビューからおよそ3年を経て、初の大幅改良が施されたモデル。内外装やエンジンに変更の手を加え、商品力を引き上げた。
外観は、小規模な変更にとどまる。フロントはバンパーやグリル、ヘッドライトなどが新しい。リアは、テールランプとエグゾースト一体バンパーが、新デザイン。室内は、ダッシュボードを後発の『CLA』や『GLA』と同デザインに変更。8インチの大型ディスプレイをはじめ、車載インフォテインメントの強化が図られた。
エンジンは、ガソリン車の新たな入門グレードとして、「A160」を設定。1.6リットル直列4気筒ガソリンエンジンは、最大出力102hpを発生する。ディーゼルはグレード名の「CDI」の呼称を「d」に変更。「A220d」グレードは、最大出力を7hp高めている。