関東運輸局は、5月に実施した外国船舶に対する検査結果を発表した。
船舶の安全運航と海洋環境の保全の観点から管内の港に入港する外国船舶に対して構造・設備の状態、船員の資格が関係する国際条約の基準に適合しているかを検査する外国船舶監督(PSC)を実施している。
管内で5月にPSCを実施した外国船舶112隻のうち、重大な欠陥として是正終了まで出港を差し止める処分を行った船舶は1隻だった。
出港差し止めとしたのは、アジアンTWNシッピング・セーフティ・マネジメント・コンサルタントが運航するカンボジア船籍の一般貨物船「HAI YU」。船体外板損傷、貨物倉ハッチカバー損傷、バラストタンク損傷、ISM(国際安全管理)コード上の欠陥が見付かった。