気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2015年6月17日付
●水素スタンドセルフ式も、経産省方針普及へ規制緩和(読売・11面)
●トヨタ新型株7月発行へ、「元本保証」株主総会で承認(朝日・11面)
●米でのリコール、ホンダ104万台拡大(毎日・7面)
●MERS水際対策限界、隔離対象の邦人帰国(東京・3面)
●燃料電池バス実証実験へ、首都圏初メーカーに都も協力、都議会本会議(東京・22面)
●新東名、最高120キロ走行? 課題は事故、環境、運転車の意識(東京・24面)
●トヨタ総会、議論の場に、過去最長の3時間(日経・11面)
●私鉄、訪日客が押し上げ、今年度輸送0.7%増へ(日経・13面)
●ヤマハ発投機3車種リコール(日経・38面)
ひとくちコメント
直線やカーブの多い場所など高速道路の事情にもよるのだが、流れに乗った走行車線でもうっかり100km/hを超えて120km/hぐらいまでメーターが表示されることがある。
最高速度を超えているので慌てて減速を試みるが、先方の車両との車間距離がひらくと、追い越し車線から急に割り込むみお行儀の悪い車が増えて、ヒヤッとさせられる経験も少なくないだろう。
静岡県内を走る新東名高速道路の最高速度を、現在の100km/hから120km/hに引き上げるかどうかの議論が浮上しているそうだ。先週末に、日経が取り上げたほか、きょうも東京が「こちら特報部」のニュースの追跡コーナーで詳しく報じている。
それによると、新東名は東名高速の渋滞緩和を目的に140km/hの高速走行を想定して設計されているという。このため、地元自治体では、首都圏から所要時間が短縮することで「観光客増加に期待する」と引き上げを要求してきたが、一方、事故が増える懸念や経済効果を疑問視する声もあり、警察庁は慎重な姿勢をみせているという。
警察庁では今年度中に、国土交通省とともに有識者を交え、新東名の最高速度についての調査、検討を始める方針だそうだが、賛否両論が飛び交う中では、短期間のスピードで結論が出るとは思えない。