【日産 NV200タクシー 発売】片桐副社長「ワゴン型になっていくのは時間の問題」

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日産自動車 片桐隆夫 副社長
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日産自動車の片桐隆夫副社長は6月8日に東京都内で開いた『NV200タクシー』の出発式で報道陣の囲み取材に応じ、「まずワゴン型がタクシーとして当たり前だというふうに早くしたい。そのためにも我々も努力していきたい」と述べた。

片桐副社長は「ニューヨークにしてもヨーロッパにしても、やはり急速にワゴン型が広まってきているので、本当はワゴン型の方が理にかなっている面がやはりある」と強調した。

その一方で「まずはワゴン型タクシーがタクシーとして認知されることが非常に大事。事業者、ドライバー、そしてなんといってもお客様、東京は非常に流しが多い中で、どうもこういうクルマを止めて良いのかなという部分がまだあって、そういったものを乗り越えていきたい」とも指摘した。

というのも「お客様が大きい車だから(料金が)割高なんじゃないのかとか、一人(乗車)でも大丈夫なのかとか色々と(不安が)ある」からで、「そういったところをやはり乗り越える工夫というのは(タクシー事業者の)各社さんにして頂いているなと思うし、私どももそういうフィードバックをもらってマーケティング活動に生かしていきたい」と述べた。

日産はNV200タクシーの導入を前に『セドリック セダン』をベースにしたタクシー仕様車の生産を2014年9月に終了しており、今後はワンボックスワゴン型が日産のタクシー仕様車となる。片桐副社長は「いつかは新しいトレンドに切り替えていかなければいけないという意味では、今回が大きな決断の時期であったかなと思う」との考えを示した。

さらに「これからの社会的なトレンドを考えると、どうしてもワゴン型の方がお客様にとって、あるいは運転手さんにとってもメリットはあると考えている。だからこそ海外でも、やはり非常にロジカルに考えると、例えばニューヨークとか含めてどんどん切り替わっているのもそういうことだろう。もう時間の問題だと思っている」とも話していた。

《小松哲也》

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