近鉄、8月1日までに志摩線と西信貴ケーブルにICカード導入

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近鉄線のICカード導入区間(青)。8月1日までに志摩線の10駅と西信貴ケーブルの高安山駅(赤)にICカードが導入され、ICカード非対応路線は生駒ケーブルだけになる。
  • 近鉄線のICカード導入区間(青)。8月1日までに志摩線の10駅と西信貴ケーブルの高安山駅(赤)にICカードが導入され、ICカード非対応路線は生駒ケーブルだけになる。

近畿日本鉄道(近鉄)は6月3日、志摩線の10駅と西信貴鋼索線(西信貴ケーブル)の高安山駅にICカードサービスを導入すると発表した。8月1日までに導入を完了する。

近鉄の鉄道線は現在、鳥羽~賢島間(三重県志摩市)を結ぶ志摩線のみ、一部の駅がICカードでの利用に対応していない。ケーブルカーも、信貴線と改札口を共用している西信貴ケーブルの信貴山口駅を除き、ICカード未対応になっている。

発表によると、6月24日に志摩線の上之郷・穴川・志摩横山・志摩神明4駅でICカード乗車システムを導入。続いて8月1日には志摩線の船津・加茂・松尾・白木・五知・沓掛6駅と西信貴ケーブルの高安山駅にICカード乗車システムを導入する。

PiTaPa(ピタパ)やICOCA(イコカ)など、全国相互利用サービスに対応した交通系ICカードで利用できる。ただし、今回ICカードが導入される11駅を発着駅とするICOCA定期券は、8月1日から発売する。

今回のICカード導入により、ICカードに対応していないのは奈良県生駒市内の生駒鋼索線(生駒ケーブル)だけになり、それ以外の281駅では全てICカードが利用できるようになる。

《草町義和》

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