しかし、両方についてコアになる技術がある。いわゆる「IoT」(Internet of Things)と言われる技術だ(クルマの場合「IoC」という人もいるがここでは「IoT」とする)。クルマがまるでスマホのように全てインターネットで結ばれ、クルマ内での「自律的機能」と各クルマから上ってくるデータをクラウド内で解析しシステムへの指示を出す「統括機能」の両機能をインターネットを介して司るのが「IoT」の役割となる。この両機能が、インターネット上で、キャッチボールを行い、クルマの操作が自動的に行われることになる。よって、キャッチボールのスピードと判断の正確性が人の命を預かるクルマにとって最も重要な技術であることは言うまでもない。そして、このキャッチボールのスピードと正確性を高める技術が日本で開発された「NANDフラッシュメモリー」という「半導体」だ。これは、従来のものに比べて集積度が高く、データを読み取るスピードが格段に速い。