叡山電鉄「悠久の風」キャンペーン、今年はうちわ型フリー切符も発売

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叡山電鉄は今年も「悠久の風」キャンペーンを6月から9月まで実施。鞍馬駅に約190個の南部風鈴をつるす。
  • 叡山電鉄は今年も「悠久の風」キャンペーンを6月から9月まで実施。鞍馬駅に約190個の南部風鈴をつるす。
  • 今回の「悠久の風」キャンペーンでは、新たにうちわ型の1日フリー切符を発売する。
  • 車内に南部風鈴をつるす「悠久の風」号も昨年に続き運行する。写真は昨年の「悠久の風」号。
  • 「悠久の風」号に取り付けられるヘッドマークのデザイン。6月25日から8月28日まで運行される。
  • 「悠久の風」号車内には南部風鈴のほかフォトコンテストの入賞作品も展示される。

叡山電鉄は6月1日から、今年で3回目になる「悠久の風~南部風鈴によせて~」と題したキャンペーンを始めた。観光案内サロン「風の駅『旅の情報ステーション京都』」との共催。9月30日まで実施する。

叡山電鉄鞍馬線の鞍馬駅(京都市左京区)からケーブルカーでアクセスできる鞍馬寺は、幼少期の源義経(牛若丸)が預けられた寺として知られ、後に義経は奥州平泉(現在の岩手県平泉町)に渡った。叡山電鉄はこの史実にちなみ、岩手県の名産である南部鉄器の風鈴を鞍馬駅につり下げた。2014年は約100個つり下げたが、今年は叡山電鉄の開業90周年にちなみ、90個追加して約190個にしたという。

キャンペーンにあわせ、うちわ型の1日フリー切符「『悠久の風』きっぷ」(大人1000円)と、叡山電鉄オリジナル短冊仕様の南部風鈴2種類(各1200円)も販売する。叡山電鉄がうちわ型の乗車券を発売するのは初めてで、発売当日に限り叡山電鉄全線を自由に乗り降りできる。南部風鈴は2014年に続く販売で、売上げの一部を東日本大震災で被災した三陸鉄道に寄付する。

また、車内に南部風鈴22個をつるした「悠久の風」号を、6月25日から8月28日まで運行。車両は800系電車1編成(815+816号)で、「第2回悠久の風フォトコンテスト」の入賞作品も車内に展示する。

《草町義和》

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