東武鉄道、新型特急「500系」2017年春導入へ…分割・併合運転に対応 | レスポンス(Response.jp)

東武鉄道、新型特急「500系」2017年春導入へ…分割・併合運転に対応

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3両固定編成を基本とした500系の外観イメージ。2017年春に導入される。
  • 3両固定編成を基本とした500系の外観イメージ。2017年春に導入される。
  • 500系の車内イメージ。「江戸紫」をモチーフにした座席を設ける。
  • 東武日光駅に停車中の100系「スペーシア」(右)。1990年から営業運行を開始しており、登場から既に20年以上が経過している。
東武鉄道は4月22日、新型特急車両の500系電車を24両(3両編成8本)導入すると発表した。「さまざまな運行形態で運用可能な速達性と快適性を持った特急列車」を開発コンセプトに、川崎重工業が製造を担当。2017年春から東武本線に導入する。

発表によると、500系は3両固定編成を基本とし、編成両端の2両をモーター・運転台付き車両、中間の1両をモーター無し車両にする。また、編成両端の先頭部には貫通扉を設け、複数の編成を連結して運行できるようにする。東武はこれにより「途中駅で列車の併結・分割などを行い、お客さまの目的地に合わせたシームレスなご利用が可能となります」としている。

デザインは川崎重工が担当し、奥山清行さんが代表を務める「KEN OKUYAMA DESIGN」が監修する。車体は長さ20m・幅2.87mのアルミ製。外観塗装は「おおらかで豊かな時の流れ」をイメージしたという「シャンパンベージュ」を基本とし、「特急の格式と沿線の緑豊かな自然」をイメージしたという「フォレストグリーン」と、東武グループのロゴカラー「フューチャーブルー」を配色する。

また、東武鉄道としては初めて車体動揺防止制御装置(アクティブサスペンション)を採用。左右方向の振動を抑える空圧式のアクティブサスペンションを全ての車両に搭載し、乗り心地の向上を図る。駆動用モーターは永久磁石同期電動機(PMSM)、ヘッドライトや車内照明には発光ダイオード(LED)を採用し、消費電力を削減する。

内装は東京スカイツリーのイメージ「白」を基調とし、「雄大な大地や樹木」をイメージしたという木目を配置する。天井は「鬼怒川・隅田川の流れ」のイメージで、カーブを描いた造形を行うという。座席の色は江戸の伝統色「江戸紫」をモチーフとし、袖部には江戸の伝統工芸「印伝」をモチーフにした柄をあしらう。

このほか、車内公衆無線LAN(Wi-Fi)やパソコン電源を整備。Wi-Fiは訪日外国人観光客向けの無料サービス「TOBU FREE Wi-Fi」に対応する。また、自動体外式除細動器(AED)や医療支援器具の据付け、車椅子スペース・車椅子対応トイレの設置を行うなどしてバリアフリー化を図る。

導入路線は伊勢崎線(東武スカイツリーライン)や日光線、宇都宮線などで構成される東武本線だが、詳細な運用は後日発表される予定。車両愛称も未定としている。

東武本線の特急列車は現在、100系「スペーシア」を使用した『けごん』『きぬ』や、200系・250系使用の『りょうもう』、300系・350系使用の『しもつけ』などが運行されている。いずれの車両も登場から20年以上が経過している。
《草町義和》

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