山手線の支柱倒壊「初歩的な誤りで遺憾」…太田国交相

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太田国交相は山手線の支柱倒壊について「初歩的なミス」との認識を示した。
  • 太田国交相は山手線の支柱倒壊について「初歩的なミス」との認識を示した。
  • 今回のトラブルでは6時10分頃から15時30分過ぎまで、山手線と京浜東北線が一部の区間で運転を見合わせた。

太田昭宏国土交通大臣は4月21日、山手線の架線柱倒壊事故について「極めて初歩的な誤りで、大変遺憾に思う」と述べた。

関東運運輸局の発表などによると、この事故は4月12日に発生。同日6時10分頃、京浜東北線の運転士が神田~秋葉原間を走行中、柱が倒れているのを見つけた。JR東日本は倒れた柱と別の柱をつなぐ梁(はり)の撤去工事を3月に行っていたが、その際に強度計算を行っていなかった。

太田国交相は「電化柱については、国交省令で電線の張力に耐えるよう設置しなければならないと規定され、JR東日本の社内規定でも電化柱の強度を規定している。強度計算されて工事が行われることが当然だと思っている」と述べ、初歩的なミスだとの認識を示した。

国土交通省は20日から監査に入っている。太田国交相は「監査の結果を踏まえて適切な再発防止策を指導したい」と述べ、早期に再発防止を指導していく考えを示した。

《レスポンス編集部》

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