JR西日本、中国地方で「花燃ゆ」ラッピング車運行…3月28日から

鉄道 企業動向
115系に描かれる「花燃ゆ」のラッピングイメージ。杉文役の井上真央さんが描かれている。山陽本線などで運行される。
  • 115系に描かれる「花燃ゆ」のラッピングイメージ。杉文役の井上真央さんが描かれている。山陽本線などで運行される。
  • 美祢線・山陰本線のキハ120形に描かれる「花燃ゆ」のラッピングイメージ。基本的なデザインは115系とほぼ同じだ。

JR西日本と山口県は3月24日、NHK大河ドラマ「花燃ゆ」をテーマにしたラッピング車「幕末ISHIN号」を3月28日から運用すると発表した。

「花燃ゆ」は、江戸時代末期に巻き起こった尊王攘夷論に大きな影響を与え、安政の大獄で処断される長州藩士・吉田松陰の妹・杉文(すぎふみ)を主人公に、幕末の動乱期と明治維新以後を描いた作品。主人公の杉文は井上真央さんが演じている。

「幕末ISHIN号」は、車体に井上真央さん演じる杉文が大きく描かれるデザインが施され、山陽本線下関~三石間と可部線横川~可部間、呉線海田市~三原間、美祢線・山陰本線厚狭~長門市~東萩間で運行される。使用車両は美祢線・山陰本線がキハ120形気動車2両、それ以外の路線は115系電車4両編成1本だが、キハ120形は当初1両のみとなる。

運行は11月下旬まで行われる予定。初日の3月28日は、9~10時頃に山陽本線厚狭駅の1番線ホームで出発式典が行われる。また、防府駅では下関11時49分発の岩国行き普通列車の発車時刻(13時27分)にあわせ、13時から14時まで「おもてなしイベント」が開催される予定だ。

「花燃ゆ」のラッピング列車は、沿線に吉田松陰を祀る松陰神社がある東京急行電鉄(東急)世田谷線でも2月27日から運行されている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集