北陸新幹線が延伸開業…東京~金沢間は2時間半に

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北陸新幹線の長野~金沢間が3月14日に延伸開業し、東京~金沢間を結ぶ列車の運転が始まった。写真は同日開業した「上野東京ライン」を走る常磐線特急(手前)と東京駅で顔を合わせた『はくたか』(奥)
  • 北陸新幹線の長野~金沢間が3月14日に延伸開業し、東京~金沢間を結ぶ列車の運転が始まった。写真は同日開業した「上野東京ライン」を走る常磐線特急(手前)と東京駅で顔を合わせた『はくたか』(奥)
  • 北陸新幹線の長野~金沢間が3月14日に延伸開業し、東京~金沢間を結ぶ列車の運転が始まった。写真は金沢駅に進入するW7系の列車(試運転期間に撮影)
  • 北陸新幹線の長野~金沢間が3月14日に延伸開業し、東京~金沢間を結ぶ列車の運転が始まった。写真は金沢駅の様子(試運転期間に撮影)

北陸新幹線の長野~金沢間が3月14日に延伸開業し、東京~金沢間を結ぶ新幹線列車『かがやき』『はくたか』の運転が始まった。同区間は最速2時間28分で結ばれ、これまでの上越新幹線と在来線を乗り継ぐルートに比べ約1時間20分短縮された。

今回開業した長野~金沢間は約228kmで、新たに設けられた駅は飯山・上越妙高・糸魚川・黒部宇奈月温泉・富山・新高岡・金沢の7駅。東京~金沢間では約450kmで、速達タイプの『かがやき』が1日10往復、停車駅の多い『はくたか』が14往復運転されるほか、6月末までは臨時の『かがやき』が毎日3往復程度運転される。

このほか、富山~金沢間ではシャトル列車の『つるぎ』が18往復、これまでの長野新幹線と同様、東京~長野間を結ぶ『あさま』が16往復運転される。

車両はJR東日本のE7系とJR西日本のW7系(12両編成)を使用。東京側先頭車の12号車は最上位クラスの「グランクラス」が18席設置されている。『あさま』はこれまで長野新幹線で運行してきたE2系(8両編成)も一部の列車で使われる。

東京~長野間(東京~大宮間は東北新幹線、大宮~高崎間は上越新幹線を走行)はこれまで「長野新幹線」と呼ばれてきたが、今回の延伸開業に合わせて正式名称の「北陸新幹線」に表示類を改めた。JR東日本管内では「北陸新幹線(長野経由)」と表示される。

北陸新幹線はいわゆる「整備新幹線」5路線のうちの1路線で、東京から北陸地方を経由して大阪とを結ぶ路線として1973年に整備計画が決定。1998年開催の長野五輪に合わせ、前年の1997年10月に長野までが開業した。今後は2022年度までに敦賀(福井県)までの延伸が予定されている。

《小佐野カゲトシ@RailPlanet》

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