JR西日本、『トワイライト』は12日まで…春の臨時列車

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大阪~札幌間の寝台特急『トワイライトエクスプレス』は3月12日発の列車をもって運転を終了する
  • 大阪~札幌間の寝台特急『トワイライトエクスプレス』は3月12日発の列車をもって運転を終了する
  • JR西日本はこの春、北陸方面の特急『サンダーバード』や『しらさぎ』などをはじめ、在来線特急計484本を増発する

JR西日本の春の臨時列車(3月1日~6月30日)は、新幹線や在来線特急の増発などが中心。まもなく姿を消す寝台特急『トワイライトエクスプレス』は3月12日まで運転する。

■新幹線
3月14日に長野~金沢間が延伸開業する北陸新幹線では、6月末まで臨時の『かがやき』を毎日3往復程度、最大で8往復運転。このうち、毎日運転する536号と539号、4月下旬や大型連休期間中に運転する537号と538号は新高岡に停車する。このほか、長野の「善光寺御開帳」に合わせ、金沢~長野間で臨時『はくたか』を運転する。

山陽新幹線では春休みや週末、大型連休期間中などを中心に『のぞみ』1270本、『ひかり』78本のほか、九州新幹線直通の『みずほ』120本、『さくら』33本を増発する。

■在来線
大阪~札幌間の寝台特急『トワイライトエクスプレス』は、3月12日に両駅を発車する列車が最後の運転となる。

在来線の特急は、前年同期より21本多い484本を増発。関西と北陸方面を結ぶ特急『サンダーバード』は、期間内に95本を増発する。同列車は北陸新幹線の延伸開業に伴い、3月14日以降は金沢~富山間の運転がなくなるが、臨時列車は3月13日以前も含め大阪~金沢間の運転となる。『ビジネスサンダーバード』も大阪~金沢間で19本増発する。

米原~金沢間を結ぶ臨時の特急『しらさぎ』は、大型連休期間中に10本を運転。ダイヤ改正から新たに福井~金沢間で運転する特急『ダイナスター』の臨時列車は、期間内に計16本を運転する。

特急列車ではこのほか、京都と関西空港を結ぶ『はるか』の臨時列車を計276本運転。大阪方面と南紀を結ぶ『くろしお』は春休み期間と大型連休中、新大阪・天王寺~白浜・新宮間で計19本増発する。このほか、大阪方面と北近畿、山陰方面を結ぶ『こうのとり』『きのさき』『はまかぜ』の増発や運転区間延長を行う。

快速列車では、NHK大河ドラマ「花燃ゆ」の放映に合わせた山口県内の観光向け列車として、厚狭~東萩間で『幕末ISHIN』を3月28日~6月28日の土休日に運転する。このほか、鳥取~豊岡間では『山陰海岸ジオライナー』を運転する。観光列車では、呉線の広島~三原間で『瀬戸内マリンビュー』を期間内の土休日に、5月6日までの土休日には、仙崎~新下関間で『みすゞ潮彩』を運転する。

このほかにも、臨時列車の運転や特急の臨時停車などが各線で行われる。

《小佐野カゲトシ@RailPlanet》

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