近鉄と「境界の彼方」がタイアップ…特製入場券など発売

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近鉄はアニメ「境界の彼方」とのタイアップ企画を実施。特製入場券(上)やフリー切符(下)を発売する。
  • 近鉄はアニメ「境界の彼方」とのタイアップ企画を実施。特製入場券(上)やフリー切符(下)を発売する。
  • 「境界の彼方」では近鉄線周辺の景色をモチーフにしたシーンのほか、近鉄電車も登場する。写真は橿原神宮前駅に停車中の8400系(右)。

近畿日本鉄道(近鉄)は2月16日、アニメ「境界の彼方」との共同企画として特製入場券の発売などを行うと発表した。

「境界の彼方」は鳥居なごむさんのライトノベル。テレビアニメも2013年10月から12月にかけて全12話が放映された。アニメに登場するシーンの多くは、近鉄沿線周辺の風景をモチーフにして描かれている。また、22000系特急形電車がオープニングで登場するほか、本編では900系や8000系などの近鉄一般車らしき電車が破壊されるシーンも見られる。今年は「劇場版 境界の彼方-I'LL BE HERE-」の「過去篇」が3月14日、「未来篇」が4月25日に、それぞれ公開される予定だ。

特製入場券は3月14日から5月31日まで、「境界の彼方」のモチーフとなった地域周辺の4駅で発売。券面に主要キャラクターがデザインされ、大和八木駅で「栗山未来」、橿原神宮前駅で「神原秋人」、大和西大寺駅で「名瀬博臣」、近鉄奈良駅で「名瀬美月」をデザインした入場券を、それぞれ発売する。発売額は各150円。いずれも各キャラクターの誕生日として設定されている日に限り利用できる。

モチーフとなった地域の近鉄線を、1日に限り自由に乗り降りできる「『境界の彼方』京阪奈1dayフリーきっぷ」も発売。利用できる路線は京都府・大阪府・奈良県内の近鉄線だが、索道線(ロープウェイ)は利用できない。発売額は2000円で5000枚の限定発売。発売・利用可能期間は3月14日から5月31日までで、大阪難波駅や近鉄奈良駅などで発売される。

このほか、特製入場券を発売する4駅に主要キャラクターの等身大パネルを設置。22000系に乗ってアニメのモチーフになった地域を散策するツアーも3月15日に行われる。

《草町義和》

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