三陸鉄道、南リアス線の最高速度向上…3月14日ダイヤ改正

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三陸鉄道は3月14日にダイヤ改正を実施する。写真は釜石駅で発車を待つ南リアス線の列車。
  • 三陸鉄道は3月14日にダイヤ改正を実施する。写真は釜石駅で発車を待つ南リアス線の列車。
  • 南リアス線では釜石~吉浜間の最高速度を90km/hに引き上げる。
  • 南リアス線で新たに設定する臨時列車は、『SL銀河』運転日に限り上り列車をレトロ車両で運転する。

三陸鉄道は2月2日、北リアス線と南リアス線のダイヤ改正を3月14日に実施すると発表した。JR東日本のダイヤ改正にあわせて実施するもので、他の交通機関との接続の改善や、最高速度の引き上げなどを行う。

北リアス線では、混雑による遅れの解消を図るため、日中のダイヤを余裕のあるものに変更。JR八戸線や岩手県北自動車の「106急行バス」、JRバスとの接続も改善する。また、久慈~田野畑間で運行している土曜・休日運休の終列車は休日のみ運休に変更し、土曜は運行するようにする。2015年度のお座敷列車『北三陸号』は、4月25日から10月までの土曜・休日を中心に運行するが、8月上旬は運行しない日がある。

南リアス線では、吉浜~釜石間の最高速度を現在の45km/hから90km/hに引き上げ、5分程度の時間短縮を図る。盛~釜石間では、4月25日から11月末までの土曜・休日に臨時列車を1往復運行する。運行時刻は下りが盛13時00分発~釜石13時52分着、上りが釜石15時30分発~盛16時20分着で、上りはJR釜石線のSL列車『SL銀河』の運行日に限りレトロ車両で運行する。

このほか、釜石8時16分着の列車を8時05分着に変更。釜石駅を8時42分と16時15分に発車する列車は、それぞれ9時18分発と16時50分発に変更し、JR釜石線の列車からの接続を受けるようにする。また、恋し浜駅では3分ほど観光停車する列車を現在の上下各2本から各3本に増やす。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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