日野自動車は1月29日、2015年3月期の4-12月連結決算を発表するとともに、通期予想を上方修正した。営業利益は中間期時点より50億円多い1050億円(前期比6%減)とした。
国内のトラック需要が堅調なのと、為替の円安効果を反映した。純利益は従来より40億円増額の690億円(23%減)に修正した。通期のグローバル販売は国内の上方修正により16万9100台(2%増)とし、過去最高を見込む。
前提為替レートは通期で1ドル109円と、中間期時点より同5円の円安に見直した。都内で会見した梶川宏取締役専務役員は「国内は建設向けなどのトラック需要が堅調に推移しており、全体需要も上ぶれる見込みだ。為替動向も踏まえて上方修正した」と、説明した。