大規模なリコール(回収・無償修理)問題が起きている米国の自動車最大手、GM。同社が新たに、米国市場でおよそ8万台をリコールすることが分かった。
これは、米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)が公式サイトで明らかにしたもの。「GMからキャデラックなど複数車種について、リコールの届け出を受けた」と発表している。
今回のリコールは、一連のイグニッションスイッチの不具合とは別。NHTSAによると、イグニッションロックのアクチュエータに不具合があり、キーが突然、アクセサリーの位置に戻る可能性があるという。走行中、この不具合が起きると、エンジンが停止。事故のリスクが増す。
リコールの対象となるのは、2011‐2012年モデルのキャデラック『エスカレード』、シボレー『サバーバン』『タホ』など、12車種。米国で販売された8万3572台が、リコールに該当する。
GMは、対象車を所有する顧客に通知。販売店において、イグニッションロックハウジングを交換するリコール作業を行うとしている。