ホンダの中国法人は12月12日、タカタ製のエアバッグ部品の不具合により、中国国内でおよそ55万台の追加リコール(回収・無償修理)を実施すると発表した。
今回の追加リコールは、世界規模で拡大しているタカタ製のエアバッグ・インフレーターの不具合によるもの。エアバッグを膨らませるインフレーターに使われた部品に欠陥があり、エアバッグ展開の際、部品が飛び散り、乗員が負傷する恐れがある。
今回、ホンダは中国で、タカタ製のエアバッグ部品の不具合による追加リコールを発表。ホンダの中国合弁には、広州汽車との合弁の広汽ホンダ、東風汽車との合弁の東風ホンダの2社があるが、両社が追加リコールを行う。
追加リコールは、広汽ホンダが、2002年5月から2007年12月までに生産された『アコード』の一部で、52万7136台。
東風ホンダは、2012年6月から2014年6月までに生産された『エリシオン』の一部で、2万6128台。合計で、55万3264台がリコールの対象になる。