京阪「トーマス電車」、8000系が初登場…12月20日から

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「京阪電車きかんしゃトーマス号2015」のイメージ。今回は8000系(右)に初めて「トーマス」のラッピングが施される。
  • 「京阪電車きかんしゃトーマス号2015」のイメージ。今回は8000系(右)に初めて「トーマス」のラッピングが施される。
  • 8010号編成は車内の座席頭部カバーも「トーマス」キャラクターでデザインされる。
  • 交野線では「トーマス」ラッピング車の運転に伴い駅の装飾も行う。
  • 交野線各駅に設定される「トーマス」キャラクター。

京阪電気鉄道と京阪バスは12月10日、「きかんしゃトーマス」のラッピング車「京阪電車きかんしゃトーマス号2015」「京阪バスダイレクトエクスプレス直Q京都号『トーマス直Q』」の運転を12月20日から始めると発表した。

「トーマス」はウィルバート・オードリー「汽車のえほん」を原作とする子供向け番組。英国にある架空の島「ソドー島」が物語の舞台となっており、主人公の蒸気機関車「トーマス」はじめ、顔と意志を持った鉄道車両たちが繰り広げるさまざまな出来事を描いている。京阪電鉄では2006年から、特定の期間ごとに「トーマス」のラッピング車を運行している。

今回ラッピングが施されるのは、本線の京阪特急で主に運用している8000系の8両編成1本(8010号編成)、交野線の10000系4両編成1本(10006号編成)、大津線系統の700形2両編成1本(701号編成)。8000系に「トーマス」のラッピングが施されるのは今回が初めてになる。京阪バスは京都駅八条口~交野市駅~なんばOCAT間などで運用する1台(H-3274)をラッピングする。運転期間は12月20日から2016年3月27日までを予定している。

8010号編成は両端2両と2階建て車の車体全体をラッピング。それ以外の車両は車体の半分をラッピングする。また、車内座席に「トーマス」のキャラクターをデザインした頭部カバーを取り付ける。10006号編成は車体全体をラッピングするほか、車内も一部装飾する。701号編成は車体の半分をラッピングする。

いずれのラッピング車も、「トーマス」の声を担当している声優の比嘉久美子さんの収録音声による車内放送が行われる。放送時間は京阪バスの「トーマス直Q」が終日、それ以外が10時頃から16時頃まで。ただし8010号編成とH-3274は一部音声のみとなる。

これに伴い交野線では12月20日から2016年3月27日まで、「ソドー島ラインin交野線」と題して各駅を装飾。駅ごとに特定の「トーマス」キャラクターを設定し、壁面や待合室、飲料自動販売機などをキャラクターで装飾する。

《草町義和》

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