国土交通省は、国内の特定航空運送事業者の7-9月期の航空輸送サービス状況を公表した。
特定航空運送事業者は、客席数が100席または最大離陸重量が5万kgを超える航空機を使用して行う航空運送事業を経営する事業者。
7-9月期の遅延率は10.5%で、前年同期と比べて8.7ポイントアップした。航空会社別ではスカイマークが20.7%と最も高かった。次いでピーチ・アビエーションが20.52%、日本トランスオーシャン航空が15%と続いた。3社とも機材繰りの影響が大きかった。
遅延率が最も低かったのはAIRDOで7.51%だった。
欠航率は1.06%で、前年より0.24ポイントアップした。最も高かったのは春秋航空日本で2.86%だった。次いでスカイネットアジア航空で1.92%、ピーチ・アビエーション、日本トランスオーシャン航空が1.46%で続いた。
欠航率が最も低かったのはスターフライヤーで0.76%だった。
輸送実績では輸送人員が前年同期比1.25%増の2519万9938人、旅客収入が同1.05%増の3966億7400万円で、輸送人員当たりの旅客収入は1万5700円、同0.63%減となった。
旅客数では最も多かったのは東京~札幌線で252万8766人、2位が東京~福岡線で205万5930人、3位が東京~那覇で150万1053人だった。
利用率トップは関西~仙台で91.5%、ワーストでは東京~大島で17.8%だった。