日産自動車は11月27日、『セレナ』などの燃料圧力センサや高圧燃料ポンプに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは日産『セレナ』『エクストレイル』『ジューク』、スズキ『ランディ』の4車種で、2010年11月15日から2014年10月21日に製造された25万1194台。
エンジンの燃料供給レールに取り付けている燃料圧力センサについては、締付けが不適切なため、エンジンの振動等により締付けが緩むものがある。そのため、燃料圧力センサの取付け部のねじを伝って燃料が漏れるおそれがある。改善措置として、全車両、燃料圧力センサを適正なトルクで増し締めする。不具合は15件発生している。
全輪駆動車の高圧燃料ポンプについては、フィルタ部の形状が不適切なため、燃料タンク内に水分が多い場合、極低温環境下における走行風の影響等により燃料配管中の水分が凍結し、当該フィルタ部に氷が詰まることがある。そのため、燃料噴射量が減少し、エンジン回転が不安定となり、最悪の場合、走行中にエンストするおそれがある。改善措置として、全車両、当該高圧燃料ポンプを対策品と交換する。不具合は14件発生している。
いずれも、市場からの情報により発見した。