富士重工業の吉永泰之社長は10月31日に都内にある本社で開いた決算会見で、新型車『レヴォーグ』について「非常に良い流れになっている。さらに台数的に増えていくと思う」との見通しを示した。
吉永社長は「レヴォーグは今年初めの先行予約で、もともとスバルにお乗り頂いていたお客様からすごい勢いで注文を頂いていたが、街中で結構走り始めてからは他銘柄に乗られているお客様もたくさん来られている。これは非常に良い流れだと思う。特に輸入車に乗られているお客様がスバルの店にすごく来られている」と説明。
さらに「レヴォーグの場合、もともと『レガシィ』のお客様がいらっしゃるので、最初の半年は、絶対大丈夫だと思っていたが、その後のことがどうなるかと心配していた。しぼんでしまえば厳しくなるが、今すごく良い状態なので、レヴォーグはここでさらに台数的に増えていくと思う」と述べた。
その一方で「個人消費回復の遅れが、どう影響してくるのか。うちの車は安い車ではないので、どうしても影響を受けてしまう」との懸念も示し、「せっかくレヴォーグは良い導入になっているので、ここで勢いをつけたい」と話していた。
レヴォーグは月3200台の目標で6月20日から販売を開始したが、日本自動車販売協会連合会の統計によると9月末時点での累計販売台数は2万1314台となっている。