沖縄モノレール、10月20日からICカード・QR切符を導入

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沖縄本島の交通系ICカード「OKICA」のデザイン。10月20日からゆいレールに先行導入される。
  • 沖縄本島の交通系ICカード「OKICA」のデザイン。10月20日からゆいレールに先行導入される。
  • ゆいレールはOKICA導入にあわせてQRコード式の切符も導入する。写真は沖縄都市モノレールのウェブサイトで公開されているQR乗車券の使い方の案内。ICカードと同様、QRコードが印刷された切符を自動改札機の読み取り部にタッチすると、改札内に入ることができる。

那覇市内の沖縄都市モノレール線(ゆいレール)を運営している沖縄都市モノレールは10月20日から、ICカードシステム「OKICA(オキカ)」を先行導入する。同時にQRコード式の切符も導入し、磁気式の切符・カードを全廃する。

OKICAは沖縄本島の公共交通用として開発されたICカードシステム。まず10月20日、ゆいレールに先行導入される。2015年4月からはバスにも導入される予定だ。

沖縄都市モノレールはOKICAの導入にあわせ、QRコード式の切符も導入する。券面に乗車区間などの情報を入れたQRコードを印刷して発売し、自動改札機では読み取り部にQRコードをタッチすることで改札を通過できるようにする。定期券はOKICAに載せる方式のIC定期券に変更。回数券は廃止するがOKICAによるポイントサービスを実施する。

10月20日のOKICA導入時点では各駅の改札機・券売機の約半数をIC対応機器に切り替え、磁気・ICシステムを並行して稼働する。10月30日からは、各駅の改札機・券売機を全てICカードシステムに切り替える。これにより磁気式の切符やプリペイドカード「ゆいカード」は使用できなくなる。

《草町義和》

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